第17回全国墓塔研修会②

今日はバスにて奈良市内の研修となる。薬師寺・般若寺・頭塔・十輪院東大寺高松塚古墳壁画館・藤原宮跡を回った。薬師寺では、薬師寺式伽藍配置と薬師如来台座の四神を拝見し仏足石を見た。般若寺は石造十三重の塔や笠塔婆や石仏群、頭塔では発掘調査後に整備された北半分を学習した。十輪院は石窟地蔵菩薩の説明を受けて非公開の興福寺曼荼羅石を拝観した。東大寺では多川長老の説明を受けてなおかつ大仏の蓮華座の上に登壇しての案内に感動した。また相輪塔も拝見した。高松塚では壁にある詩人と向かって右面にある日光と向かって左の月から灯篭の火袋の太陽と月の配置を確認した。薬師寺の薬師三尊の向かって右の太陽と向かって左の月も同じ論説である。また塚の天井に描かれている二十八宿図より暦の二十八宿を学び取った。藤原京大極殿跡地に夕暮れ迫るまたとない好条件に立って三山を仰ぎ見た。1300年昔の先人もこのように三山を眺めていたのであろう。