死者がリセット出来るのか?

ユトリ教育の行く着く先がこのような結果を生んだと言える。学習能力の低下だけではない、情操に欠ける面も甚大である。誕生から死亡に至る生活習慣の中での日常の学習や常識に欠ける人間が増幅されている。死者が復活すると思う子供の増加をどう受け止めれば良いのでしょうか。殺しても生き返ると言う妄想は、痛い目をかけても永遠の別れが無いとでも思っての止め処もない攻撃へと転嫁している。死者を見たことがない子供が死に対しての未体験がそうさせるのかも知れない、ゲーム感覚で直ぐに再生する事を学んだ子供は死に対する概念を懸け離れて解釈している。親への感謝や他の人に対する感謝や思いやりから逸脱した子供が大きくなったときに、先祖や親への報恩感謝の気持ちなどさらさら会得していない時、どんな情操が展開されるのだろうか。お墓は絶好な教育の場所であるのだが残念な事に宗教教育が拒絶されている、宗派に拘る教育は非とされねばならないが宗教は人間の根幹であるので今ここにそれらの指導がなされることを切望する。一年の間、また人間としての生きている時間の間は全て宗教性の中での生活なのだから。