恩師の先生を訪ねて

1年に数回、小学校の恩師を訪ねる会が行われている。年に4回はあるが本年は初めての例会となった。いつものメンバーが7名集まった。琵琶湖の北西部に家があるために雪が積もっている。歳行った若人が無邪気に雪遊びに興じている、いつしか小学生となっている。先生の二人のお子様はいずれも外国人と結婚してアメリカ生活である。先生夫婦もスポーツマンで死後は散骨を希望しておられる。それは葬法の一つの方法であるから私は非難めいた言葉は言わない。葬式も密葬にして人には知らせないとも言われた。ご主人はなかなかの名士であるだけに密葬というわけにはいかない。現役で亡くなれば各層のお付き合いも沢山あるだろうが、現役を離れてからの葬式は交流も激減していることでもあるし義理の会葬者もいなくなる。密葬後に知った人が三々五々さみだれ式に来られてはたまったものではない、やはりいっそうのこと知らせての葬式の方が一度でケリが済む。この歳になると親の介護とか孫の話しとか自分自身の体の不調が3本柱である。