大事なお子様を亡くされて

私は建墓の相談指導と言う立場で全国を30年間廻ってお世話をして来ました。一番辛い事はお子様を亡くされた家庭の訪問であります。遺族の方の落胆振りと悲しみが痛いほど判ります。今故人の為に出来る事は少しでも正しくて供養篤き建墓であるわけです。その嘆き悲しむ一番困っておられる遺族に対して住職や石材店や霊園関係者がどれだけ理解して差し上げられているのか、何が一番故人に対して供養が出来て満足して頂けるのか。宗教者としてその宗教に関わる業者として常に問いながらの奉仕でなければ死者を冒涜してしまってはなりません。常に真摯に墓塔を研究していなければ、単なる読経運搬人であったり石売り屋であったり値打ちの無い土地を霊園という肩書きのみで高額に売る不動産や感覚であってはならないはずです。