正しき建墓で大出世

10年以上前になると思うが、名古屋で大きなお家のお墓の相談を受けた。その広大な霊園でもひときわ大きな墓地墓石であった。施主も親族も大変熱心に改築に取り組まれたことを覚えている。過日喜びの電話があった。名古屋でも後発であった百貨店の社長に就任し更に全体の社長に就いたと言うご報告であった。正しき建墓で家運が開ける事は当然であって珍しい物ではない、そこには因果関係が存在する。先祖や産んで育んで下さった親やご本尊様への報恩感謝の姿勢が正しき建墓であるからには、必ずそれが報われることは必定なのであります。低俗な人に多いのは、それを先に期待して建墓をする人である。お墓を建てれば商売が発展するとか、健康が良くなるとか、そう言う欲が前提に立っている。無欲のご奉仕こそ結果として願いが与えられる事となる。仏教は説いている、無欲・無我・無垢を。見栄やカッコや欲でお墓を建ててはなりません、墓相や霊媒や占いで建ててはなりません、欲を捨てて家宗旨の教えに則して建てる事が第一の肝要と心得るべきです。