お墓を建てる意味は石の買い物ではない

古いお家のご先祖を調べると、ゆうに戒名が30は越える。本家を継承しているからにはこれらの戒名を全て仏塔へ刻まなければなりません。住職様は50年を経過した人は刻まなくても良いと言われたそうだ、であるならば800年になる親鸞聖人を祀らなくても良いのか?、ご先祖の法名が有るからには刻んでおく必要はある。初代があるから今の10代目があるわけであるからどこかで切り捨てるなどは出来ない。墓誌法名を刻めば仏塔には刻まなくても良いと誤解する人が後を絶たない。墓誌は記録板であって仏壇の過去帳である、仏塔の阿弥陀様のお姿と法名を一体化さすことに建墓の意義が有るからには必ず南無阿弥陀佛の名号塔に法名を刻んでその石に供物を差し出して合掌礼拝をするのである、つまり両方に法名が刻まれていて当然なのである。一人一人に説明をし続ける事に疲労を感じる年齢になってきた、帰路の電車は夕刻のラッシュで満員であった。