父の法事

昭和64年の1月に昭和天皇崩御された、その後を追うように軍人だった父が8月に亡くなった。それから早いもので17回忌を迎える。私は相変わらずの低空飛行の事業であるが、小学3年であった息子は大学院を出て社会人になっている。親戚付き合いも大事と思ったのかさすがは社会人である、親戚の集まる法事に出席してくれた。全員が「大きくなったね‐」とか「男前になったね‐」とかの美辞麗句である。施設に入っている94歳の母も親戚が集まる自宅の晴れやかな顔と声に大満足の様子。自宅へ帰って疲れて横になった私と違って、施設へ帰った母はまだ盆踊りに浴衣を着て参加したようだ、明治の人は元気。