還暦の宴

午前中は奈良の松伯美術館へ松園三代の絵画を観覧してきた。夜は、師匠の還暦を祝う会が記念出版刊行と合わせての祝賀の宴がホテルであった。テーブルには親しき方ばかりであったので近況報告に花が咲いた。師匠の奥様が亡くなられての遺影をお孫様がかいがいしくしっかりと胸に抱かれていた。来賓各位の挨拶の中で十分に先生の人となりが伝わってきた。私も先生のようになりたいと日夜健闘するも及ばない。会場内には懇意な人も多く楽しくて和やかで嬉しかった。町内に愛染院と言うお寺があって住職から書道を習っていたが郊外へ移転されてから住所がわからなかった。その愛染院様もご出席だったので懐かしくお話をする事が出来た。維那様と一緒に外へ出て仏師と近所で飲んで分かれた。師匠には古稀や米寿に至るまで益々ご健勝でのご活躍を心より期待し祈念している。