坊主丸儲け

以前お墓のお世話をして差し上げた家が隆盛を極めている。余りにも嬉しい事が続くので、知り合いでお墓で悩んでいる人を救ってあげて欲しいと依頼を受けて埼玉へ出掛けた。他にも墓相の先生にも会っておられる様子であったが、家宗旨に則した正しい建墓法のお話しをさせていただいた。しかし前代未聞の驚愕な出来事があった。私もこの道30年であるが、墓地代金が約1坪(畳の)弱が700万円だそうだ。京都の都心部の最高の墓地でも500万もしない。供養の為に立てる塔婆一本が20万円もする。異常相場だ。お寺のする事ではないし言う事でもない、これがまかり通るお寺なのだ、なんとも情けない悪代官そのものである。禅宗のお寺であるのに洋墓でないと建立を認めない、しかも指定業者がある。洋墓しか認めない方便として高さ制限を130センチとうたっているから他の墓石は高さ制限にひっかるように仕組んである。正論の和型の墓石や五輪塔までも建てられないように石屋の片棒担ぎに終始している、檀家泣かせの住職を本山では認めているのか、情けない。