故会長先生を偲ぶ会

ある易の団体の会長先生を偲ぶ会が行われて参加した。開催に当たっての挨拶を頼まれて述べる事とした。故人を偲ぶ小冊子も出され生前のビデオ放映もあって懐かしかった。遺影の安置されたのは良いが、前面に置かれた大きな演台の影に隠れていて私はお尻を向けての挨拶になる。演台を横に外すように担当者やホテルマンに頼んでも一向に希望通りに叶わない。遺影が第一ではないと言う姿がありありで残念であった。集合写真にしてもそうだ、遺影を一緒に入れて映して良いものかどうかを写真屋に打診をしている、そんなものは気持ちの問題であって一緒に撮ろうとする熱意があってしかるべきである、まして遺影を抱く姿も足元に置かんばかりで誠に不遜である、もっと抱きしめるように持ってこそ亡き会長先生に思いを馳せる気持ちではなかろうか、死んだらお終いなのだろうかと寂しい思いを募らせた。