お彼岸の納骨式

普段は静かな霊園も今日は春彼岸の中日だけに大勢の御参りの人がある。納骨式が行われて厳修裡に荘厳された。愛する人を亡くして最期を見送るのであるが、奉安する先の墓石の正面に南無阿弥陀佛と刻まれてご本尊様が迎えられてあるから安心して堂々と石棺内へ納める事も出来るのだ。福原家之墓という記号でしかない標記であってはならないのである、手を合わせるのは阿弥陀様に対してであるから。写経も納められて安堵の施主の顔があった。