快晴の秋分の日

すっかり惚けた母を見舞った。しかし自分の若い頃の事は鮮明に記憶していて弁も快調である。私が小学3年の時に工場にあった暖房器具の灯油を棚の上からひっくり返して浴びた怖い事は両者とも覚えている。私の人生の中で一番恐ろしかった記憶でもある。浴びた灯油が側のストーブから引火でもすれば全身火達磨となっていた。蟹満寺までドライブをしてムカゴを買った。頂いたブドウと佃煮とも持って兄宅を訪れて帰った。