お墓のご相談

埼玉へ日帰りの相談指導へ出掛けた。
立派な神棚があったが、真榊の置き方が左右逆になっているので直した。
欄間の遺影も逆。
親の関係に慎重を要する子が居る事を考えると『南無阿彌陀佛』と正面に刻む事が妥当だ。
しかい、寺墓地にありながら、◎◎家之墓の表示が多いだけに、南無阿彌陀佛を明示すると驚かれる。
看板を拝んでも無意味だ、拝む相手はご本尊様の阿弥陀様しかない。

無縁塚の前に有る事を嫌っておられるが、
貴家の墓地には立派な結界石が敷かれて遮断されている。
そんな事を言い出すと、目に見えた囲み石の下は、隣とは壁が無くてツウツウの自由世界になっている。
雨も流れて隣へ入って行く。

肝心な事はご本尊様をお迎えして写経奉納を十分に納めて供養をする事だ、
そう言う事が為されている墓石が一本も立っていない。