お通夜

納棺の儀がなされて死に装束に手甲脚絆を身に付ける。
映画の影響もあって作法として為されている。
昨日まで元気であったのに、正に、夕べに白骨となる。

葬式ぐらい盛大にして見送りたいと言う風潮が昨今では家族や密葬が主流になっている。
親しき者だけで濃密にお送りする方が良いと思う。

仏教会の指導も行き渡ったと見えて、
棺の上に短刀もないし、塩も無い。
葬儀社からも指導があって「お焼香を頂いたり、三回入れる事は無く、浄土真宗では一回です」と念を押している。
寝ずの番をして寄り添って最後の一夜を過ごす。