母を見舞う

ベットへ行くと見慣れない大きなぬいぐるみが置いてある。
誰かからのプレゼントと思いきや、施設からの誕生祝い品であった。
99歳の白寿の御祝いを下さっていた、それにしても大き過ぎる。
母はすっかりボケてしまって何が何だか判ってはいない。
耳も57歳ぐらいで失聴しているので、全く会話も交せられない。
しかし、まるで聴こえるが如く大きな声で笑い合える。
お墓へも御参りに行って、これが週に一度の行事になっている。