古くて立派な家系図

先祖の代々が奈良の春日大社の神官をお勤めのお家の家系調査に半日を掛けた。
戸籍謄本を見て江戸末期からの家系を清書した。
おびただしい、巻物を出して来られた。
いずれも古くて、紐解くとボロボロと剥離をし出すので慎重に開けた。
そこで難解に遭遇した。
Aの巻物に書かれている初代と、Bに書かれている初代と、Cに書かれている初代が違っているからだ。
墓石に刻まれている文字を調査をしてみると、
Aの初代や5代目までの人の戒名(神道の場合は霊名)が無い。
Bと言う6代目を初代とする人の戒名の墓石は有る。
そう言う事から、墓石が有って管理をして来られているからには
Bの家系図を基幹に建墓の纏めをして行く考えに決めた。
これだけの難解なお家の立替を次代に繰り越せば、余計に判らない代物を子孫に放り投げた事に成ってしまう危険性が有った。