お墓を学ぶ

butuboken2011-07-15

今日の教室でのテーマは
塔と墓の意味の違い。
塔とは、
印度のお釈迦様のお墓のスツーパの漢訳の卒塔婆から来ている。
墓とは、
莫と土の混成語で、土で覆い隠す意。
作法を順守して立てる五輪塔
五輪塔の頭にある宝珠は『空輪』、つまりガスの炎であるからには鋭利に尖るべき。
台石は必ず二個。
向って右が上座の立ち位置で、横には位牌墓もしくは代々墓とのペアーになる。
相輪について。
宝篋印塔や多宝塔の頭には相輪塔が乗っている。
この相輪に必ずなければならない『覆鉢』が無い。
しかも全部の相輪塔に覆鉢が無い塔が多過ぎる。
この覆鉢こそがお釈迦様のお墓であるスツーパを模している一番大切なものなのです。
覆鉢の無い宝篋印塔は、エンジンの無い車に匹敵する無意味な物に成り下がっているのです。