先人が命を懸けて訪ねた聖地の五台山

butuboken2011-10-15

仏典を求めて渡航をした先師たち。
一端を知るべく五台山を訪れた。
バスがうなるように登る山岳を徒歩でなど考えられない。
まして中国語やサンスクリットなど判らない。
今でも摂氏七度しかない寒冷地での修行と学問。

今の寺院や僧や私達も
このヌクヌクした温室での怠慢をどう改善すれば良いのだろうか。
毎日、五体投地礼を勤めているという女性と会った、
写真を撮らさせてっと言うと
「眼に影響する」と言って笑顔で断られた。

私たち石材人は、仏教聖地を訪れて、
真摯に仏教伝播の源流の精神を受け止めて
顧客の建墓へのお世話を正しく力強く提供するパワーを頂けた。
塔が無ければ寺じゃない。
塔が無ければ墓じゃない。
経典が収められていなければ墓塔ではない。
先人のご苦労の直伝を、伝授されての再出発をお誓い申し上げた。