息子の家

雨の中を息子が駅まで迎えに来てくれた。

さいたまへ引っ越してから一度も訪ねた事が無かった。

妻は一度だけ訪ねている。

立派なマンションの八階に住んでいる。

孫が玄関まで迎えに来てくれていた。

熱が出ているそうで長居は出来ない。

おもちゃを出して来て一緒に遊んで欲しそうだが、四人で食卓を囲んで夕食を済ませて帰った。

帰りの時間も有って2時間とはいられなかったのは残念だったが、立派に家庭を守っている息子の生活

が垣間見られて安堵した。

宇都宮名物の餃子と、北野天満宮名物の長五郎餅を持って行ったのだが、郷里のお菓子に甚く感動をし

ていた。故郷って良い物らしい。