先生、助けてー

いきなり「先生、助けてー」の電話の声に驚きました。
穏やかじゃありません。
「どうなさったのですか?」と聞くと、石材店ともめているようです。
昨年、相談指導をさせて頂き、とっくにお墓も立って安寧なる暮らしをされていると思いきや、9月に墓石はたったのだけれど思わぬトラブルが発生をしてお悩みとの事なのです。
最高級の庵治石の最細目石(特級品)で立てられたのですが、他の人が言うには特級品では無いらしいのです。
石の事は素人には判りません、何が特級で何が一級なのか。
早速私が鑑定に出向く約束を済ませました。

施主と石材店は信頼関係で締結をして施工を行います。
こんな事が許されるわけが有りません。

以前にはこんな経験を致しました。
テレビで活躍のある実業家から電話が有りまして
同じくテレビでご活躍の有名な墓相屋の先生の勧めで観音様を立てられました。
巨額の見積もりを半額で立てられたのですが、
後日、知り合いの石材店が「半額な石造ではなく、更にもう半額な価値しかありません」と言われてショックを受けての当方への相談で有りました。
早速、私は現地の観音像を見に行きました。

結果を報告しました。
観音様のお顔の顎下に大きなボセ(黒の模様)が有ってディスカウント材です。
ましてお立ちの台座の石の天場表面が磨きの歯が残っていて研磨が未完成で悪質です。

同じく、テレビで活動している仲間として「安価にして上げる」と言ってその実そうでは無いと言うハグラカシには驚かされました。
友達であるならば、真実お安くして上げなおかつ良い石材を吟味して提供する事は友人でなくても当然な事なのです。