しっかりしてよ御坊様

墓石の正面に刻む文句を『◎◎家之墓』と日蓮宗の僧侶がアドバイスをしたそうです。
私は「とんでもない、南無妙法蓮華経です」と言いました。
相談者は「そんな墓は見た事が無い」と言って、私の言葉を受け入れようとはしません。
やはり、僧侶には勝てません。

分家であっても先祖が有りますから、墓石の正面に仏種子を刻んで◎◎家先祖代々と刻みなさいと指導をしました。
相談者は「分家なのに先祖代々と刻んではダメと住職が言っていました」と言う。
分家でも先祖が有っての事、木の股から生まれたのではないはず。
私の熱弁よりも、間違っていても墨染めの衣を着た僧侶に軍配が上がってしまうもどかしだ。

御坊様になるに当たって、
宗門の学校でお墓の講義を教える必要性が有ります。
全国に仏教立の大学が五万と有りますが、
お墓に付いてのカリキュラムは一単位も一時間も有りません。