黄檗宗開眼式

代々の家老職に当たる名家の開眼式が執り行われました。
先般、仏教墓塔研究会で研修会を行った黄檗宗万福寺の末寺でしたので住職と会話も弾みました。
沢山あった宝塔を一基に纏めた累宝塔が立ち聳えています。
まして、本山の万福寺にある隠元禅師のお墓も累宝塔なのです。
このお寺に有ります萊山禅師のお墓も累宝塔です。
この六角の仏塔に多くのご先祖を纏められたのです。
正面は禅宗ですから南無釋迦牟尼佛とし、
中の仏心石に全戒名が刻み込められて祀られ、
天端には円相が純金箔で入れられています。
般若心経写経も沢山納められましたし参拝者全員で心経読誦も行われました。
大変立派な墓塔なのですが、周囲は最悪のお墓が恥じらいも無く立っている事にはがっかりです。
特に浄土真宗のお墓が酷く、
五輪塔が立っている、だけであればまだしもなのですが、
有るべきはずもない梵字が有る、霊位や菩提の文字が有る、吉日と刻まれている、
地蔵まである、間違いが延々と続いていて一向に是正されない愚かなる現状。
酷い五輪塔が有りました、
中ほどにある五輪の水輪が逆に座っているのです、
梵字が逆さまになっているので逆である事が直ぐに判ります。