妻が走り出した

妻の勢いが止まらない。
こんなにも元気だったのだろうか?。
本業の勤務も今までの短時間ではなく倍の勤務をこなしている。
サイドの仕事も、上級試験をこなして最前線へ出陣している。
趣味の講座もそこそこ堪能している。
仕事から帰ると横になって休息を取っていた彼女の姿がもう無い。
こんなに頑張って大丈夫なのだろうか??。
それに反して私の勢いにブレーキがかかっている。
齢と共に急降下だ。
衰えて行く身体はどうしようもないが、
せめて気力だけは充実していたい。
妻に負けるものかと鼻息だけは荒いのだが。
定例の講演が月に七か所あるが、目が回って何が何だか判らなくなりつつ有る。
講義内容や開始時間や資料や曜日にミスが無いように慎重に慎重に取り組んでいる。