御盆の墓前回向厳修

住職は7時から墓前回向の御勤めを為さっておられます。
私は8時から勤めます。
お世話をして下さる石材店から聞けば合計30軒に近いお家の墓前回向を勤めて様です。
暑い中大変でした。
御盆が秋の涼しい頃に有れば嬉しいのですが。
大きなビーチパラソルを懸けて陰に成っているからまだましです。
石屋さんも大汗をかいて気の毒でした。

御盆には、ご先祖は仏壇へ帰って来ておられるので、お墓は留守のはずだと言う人が有ります。
そうではありません。
人が亡くなれば、魂は仏の世界へ往生をし、
借り物の肉体は墓地で土へ還って行くと言う二種の道が有るのです。
魂も、仏に成っているのか?、地獄へ落ちているのか?、二種あるのです。
地獄へ落ちた人でさえ、蓋が開いてこの世へ帰る事が許されたのです(仮釈放)。
墓地は、死者の肉体(ご遺骨)が有る聖地です。
魂供養と、死者への追善供養はセットなのです。
散骨をしてしまった人には、こう言った追善供養の墓前回向が為されません、至って不幸な仕打ちです。
御経を添えて香華を手向けて回向をし、生かされている喜びに感謝をし報告します。