晴れて正しいお仏壇に成りました

立派なご自宅です。
先月お邪魔を致しましたら、仏壇とは名ばかりで位牌しか置かれておらず、肝心な仏様が皆無には驚きました。
ご主人様が亡くなっておられてショッチュウ檀家寺のご住職も御参りにお越しです。
であるのに何のご指導も無かったのでしょうか?、住職の姿勢に驚きます。
であるならば、私は物を申し上げたいのです。
「奥様、この仏壇には真言宗の三尊である大日如来弘法大師とお不動さんがお留守です、これでは仏壇ではなくてロッカーです、仏様が居られるから仏壇であって仏様が居られるから拝むのです、これでは何にもなりません」。
今日はそれをお届けに来たのです。
木像の大日如来が中央に座られ、御軸の二尊を掛けました。
梵字のア字を刻んだ先祖代々の黒漆位牌も置き、無かった過去帳と見台も置きました。
神棚にも『真榊』を対に飾りました。
正しく祀られた神棚と仏壇、光り輝くオーラーに満ちています。
お施主様も大満足です。
真言宗智山派ですので理趣経と観音経を上げさせて頂きました。
友人としてお越しの方が「理趣経でしたね」と言われてビックリしました。
聞くと「信貴山で得度を受けています」と言われたのです。
仏果と神徳を得られて益々ご清栄の事とお慶び申し上げました。
お見送りを頂いて東京駅から帰りました。