「行けない」のではなく「行かない」のです

朝、テレビを見ていると、神戸の震災で母と姉を亡くした千代田雄輔さんを放映していました。
涙が流れて止りません。
二人の弟の面倒を見る為に大学へ行くとか島を離れる事を避けて高卒で残る決断をする時の事です。
祖母は大学へ行かせたかったようです。
大学へ行かない子は彼だけだったようなので、惨めな事だけはさせたくなかった様子です。
彼は言い切りました、「大学へ行けないのなら惨めだが、私は行かないのだから惨めではない」と。
私の往時とダブって見てしまいました。
入退院の繰り返しで、高校を6年掛かってやっと卒業をし、大学も学園紛争で授業が無い事に絶望をし体力の無さと闘病生活の明け暮れで大学を断念した時の事を。
病気の生活が長かったから、生きながらえた命を無駄にせず、私の役割と夢を掲げて邁進出来ている自分に感謝です。
今のところ身体は順調良く動いてくれています。
いつなんどき破裂するかもしれない不安に怯えはしています。
身体が動く事に感謝です。