50年前の入院

昭和40年の17歳の時に入院をしました。まさか3年間も出られないなんて夢にも思わない少年でした。玄関までストレッチャーを押してきた看護婦さんは、布団などの荷物を載せるとさっさと行ってしまいました。何棟も抜けて部屋に入りました。桜が満開で、入院患者さんが楽しんでおられる光景を見ていました。「元気で良いナー、私はいつに成ったら退院できるのだろうか」と、大変不安でした。親元を離れて、学校生活を中断して、大変不安な病院生活です。案の定、熱が出る、夜中に独りで着替える、食事は病院食、知らない部屋の知らない人、学校が気になる、病状が心配、何もかも一人で考え悩み行動をしなければなりません。今日、入院をしました。