小川善明さんが凄い

小川さんからお電話を頂いてお会いする事にしました。
昨年、滋賀県石材協同組合の記念祝賀会の講師を受けて講演をした席でお会いしたのです。
それから暫くして原稿を見て欲しいと言う事でお会いして驚いたのですが、比叡山山中の墓石の全てを調査しておられたのです。
それを受けて早速出版社の法蔵館を紹介させて頂いたのですが、なしのつぶてで何の回答もありませんでしたが、やっと色よい返事が返って来まして来春の出版計画に入りました。
今日は、その詰められた原稿を拝見する機会に成ったのです。
素晴らしいのです。
比叡山の1200年の歴史の中で、先人の墓石の戸籍簿が整備されるなんて夢の夢のお話です。
草に埋もれ、彫刻が摩耗し、苔むし傾いた墓石は誰も関心を持ちません。
しかし、比叡山天台宗を支えて来られた快僧名僧の先師の墓石に違いはありません。
その存在を知る事こそ功績に報いるものなので、名簿は必須なのです。
知りたくても知れなかった墓石を、小川さんは手弁当で毎日山内を歩いて調査して来られました。
その埋もれた功績を何とか日の目が見られるように出版をして欲しいのです。
多大な功績であり、比叡山でも待たれている書籍になります。
出版が待たれます、早く実現して欲しいのです。
私も70歳、小川さんも68歳、時間は僅かです。