お釈迦様のお骨壷

お骨は土へ還す事が必定である。ある住職が屁理屈を言った「お釈迦様のご遺骨は壺に納めて分けた」。お釈迦様の弟子達は、釈尊のご遺骨を釈迦本人として迎え入れている。つまり釈迦が仏としての対象であった。それを祀ったのがスツーパであり転じて舎利塔と呼ばれた。五重塔が釈迦のお墓として中心に祀られていたものが本堂(金堂)に取って代わって行った。我々は古から土葬で土に還して行った。現代も同じである、借り物の肉体は母なる浄土の土と化して行く。