五輪塔の正しい姿

化野念仏寺へ行くと沢山の五輪塔が並んでいる。

福田海会の先輩諸兄が、周りから発掘された物を哀れんで立てて祀られた。

莫大な福田行を施されていて頭が下がる。

その無縁整理が今では観光資源に変化している。

積んである五輪塔を良く見ると、水輪が逆さまに据えられている、ほとんどが。

水輪と言えば丸い部分であるからには天地が逆になっていても差し支えない様に感じるが、やはり上は上で下は下だ。

塔が逆になっていたのでは、やはり正しい安置方とは言えない。

哀れであってしかも見苦しさが伴う。

誰が治すのであろうか、未来永劫に逆立ちをした不純な物が、恥をさらし続けて行くのだろうか。