退院日

昭和43年の4月3日に、3年間の入院生活を終えて退院をした日だ。
まだ20才。
生死を彷徨った挙句に知り得た事は、人からの愛情の尊さと励まし。
通りすがりの、名前も知らない、
多くの人の言葉一つ笑顔一つが励ましとなって生き延びられた。
今は、多くの人へのお返しと位置つけて、
一生懸命にお墓の仕事に打ち込んでいる。
41年前の自分からすると信じられない。
一杯一杯頂戴したご温情に報いる為に、
この仕事を通して一杯一杯お返しをしたい。