御盆の棚経(檀家参り)

御盆のお寺様は忙しい。
これだけお坊さんが居るのかと思うぐらい見かけます。
檀家様宅へ伺うと質問が出ます。
「ご先祖が家へ帰っているから、お寺様に来て頂いてお経を手向けるのですね?、であればお墓は留守で御参りに行く必要はありませんよね??。」と。
人が亡くなりますと二つの道を進みます。
一つは、魂が仏国土へ。
一つは、借り物の肉体(ご遺骨)は、聖なる墓地に納めて土(浄土)へ還って行きます。
つまり、御盆にはお墓への御参りも必須なのです。
また質問が有りました、
「四十九日までに、お墓が有りましたから納骨を済ませました、人はまだ家に居ますからお墓参りに行く必要はありませんよね??。」と。
魂は、アイドリング中でご自宅でスタンバイですが、お骨を既に埋葬しているのであれば、墓地へお参りに行かなければなりません。
二つの行く道を説明しますと各位は納得して喜んで頂きます。
御盆もお正月も、お墓参りに行く日なのです。