クリスマスイブ

バレンタインデーやハロインやクリスマスなど外国の祭事が若い人に大変もてはやされています。仏教行事を見直してみますと、若い人に人気のあるものが幾つあるでしょうか。結婚式は完全に神社や教会で行われますし、葬儀においても最近では会館で行われていますから僧侶の立場はお経運搬人のみの役割になっています。かと言ってキリスト教徒に入信する人が多いのかと言えばそうでもなさそうです。お寺がもっと門戸を開けて市民に近ずく環境の整備に心掛けなければ益々宗教離れにはっしゃが掛かって行くばかりです。正月に始まって大晦日に至るまでの生活の中には毎日毎日が仏教行事と遭遇する出来事ばかりであるのです、何故もこうも市民から距離を置くような場所に仏教が存在するのか、今一度宗教家の再考と尽力をお願いしたいのです。お墓に付いて住職方が語らない限り先祖供養を大切にする国民の乖離が進むばかりです。