息子の無事なる帰還

我が息子が大学院の卒業を前にして東南アジアへの歴訪へ出掛けて3週間。連絡も一度としてなかったが今晩無事に帰ってきた。インドやタイへの4度目の放浪旅行となると、さすがの親の心配度も薄くなっては来たが、やはり大事な一人息子であるだけに心配であった。後は卒業式を待つだけであるが、24歳に成って学研生活も終了となる。幼稚園に入園した時からの思い出が走馬灯のようによみがえる。いつもは5分も入らない風呂を30分ほど掛けて入っている、よっぽど垢で汚れが溜まっているものと見える。南国で焼かれた顔がたくましく思えた。4月からはいよいよ社会人、大阪まで満員電車に揺られての痛勤が出来るのだろうか。午前中には母が入所している施設へ行ってきた。孫の結婚の事を思い描いているようでお寺へ挨拶に行かんならんとしきりに言っている。動かない体の中の動く頭でしきりに自分の出番を描いている。