建墓工事に立ち会う

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今日は朝から快晴で工事日和となった。現在ある見地石2段積みの墓地を改修して正しい真宗のお墓を建てる二日間の工事である。お施主様のご家族も楽しみに見守っておられる。熱心な真宗門徒様のご家族であるが何を間違われたのか先代が五輪塔地蔵尊墓を建てられている、それを元に戻す作業となった。巻き石を解体して判ったのだが、両隣りの墓地が目の見える所だけ石で囲っておられて見えない所が土のままであったが為にこちら側へ土が崩れて来てしまい養生するのに時間が掛かってしまった、目の見えない所の手抜き工事に当方の施主も唖然としておられた。この墓地の周りには真宗ではあるはずが無い間違った建て方が横行している様子で、このまま放置しておくと間違ったお墓が正しい物として平気な厚顔をして立ち続けてしまう恐れがある、『悪貨が良貨を駆逐する』たとえの通りとなる。お寺様や石材業者の非力を憂うタネがまた一つ増えてしまった。梵字を刻んだ五輪塔が立っている、地蔵尊墓が立っている、霊位とか霊標とかの霊の言葉が刻んである、吉凶卜占を一番嫌った親鸞聖人の御心に反して『吉日』とまで刻んである、どこまで愚弄する建墓法を浸透させているのか。