NHKの功罪

犬が人を噛んでもニュースにならないが人が犬を噛むとニュースになります。ニュースソースとして珍しき物を物色しているマスコミからすると昨今の変わった葬法に関心を持つ事も自然でありましょう。先ずは解説者のH氏、何故門外漢の彼が解説をするのでしょうか?、お墓とか葬儀とかの専門家はいないのでしょうか?、お寺やお墓や葬儀の専門家は解説を拒んだのでしょうか。市民権が得られていない珍妙な葬法をNHKが取り上げる事でそれが大多数の認識を得て実行されているような錯覚を生じさせてしまいます。一つの方法ではあるが、大多数の常識ある葬法の答えを出さないままに珍妙なことのみをおかしく放送すれば、それが正しき物として誤解されてしまう危険性を持って見ておりました。であるならば正しき葬法や墓制の在り方も広く一般に教授する事こそNHKの大いなる作業ではないのでしょうか。お墓は長い目で見なければなりません、一時の思いで、川や山や海に撒いて汚してはなりませんし家の裏庭へ埋めてはなりません。