インド研修5日目


第五日目10月17日(水)
朝食の時、昨夜ダウンの石本大竹氏が元気に顔を見せてくれました。
エローラ石窟では、一番奥のジャイナ教寺院群から拝観です。
此処では南から仏教とヒンズーとジャイナ教が仲良く平和共存している珍しい光景が見られます。
仏教10窟のスツーパ前で宝塚の西村様主導の般若心経を全員で読誦供養奉納しました。
石窟内に響いてそれはそれは荘厳を醸し出します。
何と言ってもここの凄さは第16番カイラーサ寺院です。
上から丸彫りで掘り下げて完成をさせたと言うのですから驚きです。
此処の中心は『リンガ』です、
しかも女陰と合体です。
物を生み出し根元としてのシンボルを具現しています。
彫刻も精緻で素晴らしいのです、人間業とは思えません、これこそ世界遺産です。
インドと言えば、タージマハールですが、オーランガバードに小型のビビカマクバラを見に行きます。
大理石の廟内に花で飾られた石棺が見えます。
古都を囲む城壁が残されています。
人間の叡智に触れたインド研修でした。
民芸品店で各自がお土産の品定め。
大竹氏はお目が高い。
500ルピーで石彫セットを手に入れる。これはなかなか値打ちが有る。
それになかなか声の掛け方も見事で参考になる。
インド女性と直ぐに打ち解けて写真を一緒に撮っている。
日印交流も深まって、インドとは戦争は絶対に起きそうもない。
オーランガバードから国内便でムンバイに着き、
いよいよ最後の夜になりました。
お別れの夜食です。
石本様お薦めのガーリック味のナムが大変美味しくて病み付き。
しかし、渡辺様がにんにく嫌いと言う。
西村様に解団の挨拶をして頂き、
夜顔を出せなかった石本様と大竹様に感想のお話を伺ってインド料理をぱくつきました。
旅行社の久我さんとインド人ガイドさんにも拍手で以て感謝を示しました。
ムンバイからバンコク経由で、成田組と関空組に別れて帰国です。
ビデオを撮りまくっていた石本さん、
工事の職人さんを見ればお手伝いの写真を撮っていた大竹さん、
独身貴族を卒業できるか岡野さん、
世界遺産巡り驀進中の金井さん、
20歳でインド旅行が出来て羨望の坂口さん、
長老でお酒を愛する瀬尾さん、
仲良しで当てられっぱなしの高須ご夫妻、
常に熱心な参拝姿勢の西村さん、
ハードな日程にもかかわらず研修の大切な意義を説いて下さった渡辺様、
皆で心を一つにして読誦をした尊前勤行。
一皮むけて家業に就き、顧客へこの実体験をお話し出来る、
昨日より一歩加味された墓塔の造営が叶うものと期待をしております。
昨年の中国の五台山に引き続き、
インドの釈尊墓参で、
大きく成長された参加者各位の誇らしい顔を思い出しながら執筆いたしました。