恩師、西村峩山先生

数日前に、峩山先生のお墓参りに行って来た。
そして横に在る臼井先生のお墓へも御参りを済ます。

早朝の御勤めへお寺へ行くと、住職が加行の真言や手印を初めて教えて下さった。

午後から、出張へ出掛けました。
峩山先生に指導を受けて建墓されたお家からの相談でした。
昭和57年に退職をした後の61年の建墓と彫刻されています。
前置きは峩山型ではありません。
型が違っても峩山先生の思想が反映されていればそれで良いのです。
若干難点が見受けられましたが、他の間違った墓塔よりも数段見事で立派な御墓です。
亡きお母様が、先生の指導を熱心に受けられて折角お立てになられた五輪塔と位牌墓の継承は理想なのですが、五輪塔と代々墓へ移行されても意味は同じです。
この寺内墓地を見廻しますと、ロクでも無いお墓ばかり。
寺の墓地ですよ、住職や石屋の指導はどうなっているのかと情けない現状です。
浄土宗であるのに梵字のキリークを刻んだ墓石が一基も有りません。
全てが金太郎飴のように○○家之墓、そんな記号のお墓を拝んで一体どうなると言うのか?。
浄土宗の大学の仏教大学で学んで経験を生かし切れていない。
浄土宗は総称十念、ただただお念仏を申す南無阿彌陀佛南無阿彌陀佛。
寺の本堂にも阿弥陀如来、家の仏壇にも阿弥陀如来、外の仏壇の墓石にも阿弥陀如来
普通に、常識に、南無阿彌陀佛の仏塔造立こそが浄土門下の建墓法なので他に何も有りません。
私は指導書を書きますが、訳のわからない石屋が理解してくれて建てる事が適うのか心配です。
全国に仏教墓塔研究会の会員石材店も沢山出来ました。そういう意味で、理解をして下さる石屋さんが増えた事は冥利に尽きます。
峩山先生の遺志を継いだ指導を心掛けて石材店を指導して正しい改葬のお墓が立ちますように尽力します。