浄土宗のお寺墓地で建墓立ち会い

浄土宗の寺墓地で建墓作業です。
私は、墓石のサイズを8型しか立てません、大きな墓石は不要です。
先ず、石棺から組まれます。
勿論、土中です。
地上に石棺(カロート)を造ってはなりません。
石棺とは、お骨を土へ還して行く部屋の事を言います。
骨壺を保管する目的ではありません。
勿論、重たい墓石の基礎代わりになりますので同じ御影石で堅固に造られます。
上台石の向って左面に建立年月日と建立者名が刻まれています。
平成二十五年七月吉日
 ◎◎ □□ 建之
となります。
墓地内には沢山の墓石が立っていますが、
平成二十五年七月建之
 ◎◎ □□
となった墓石が有りました。
これでは間違いです。
平成二十五年七月が之を建てたのではありません。
建てたのは◎◎□□さんですから、正しくキッチリと
◎◎□□建之にしなければ意味が通じません。
墓石正面も浄土宗ご本尊様のキリークが刻まれて◎◎家先祖代々となっています。
ご本尊様の阿弥陀様をお迎えし、分家であってもご先祖様が有っての事ですから
◎◎家のご先祖様を迎えて初代のご主人様の戒名を刻んでいます。
建立者の施主のお名前も仏石(棹石)を支えている人石(上台石)のしかも向かって左へ遜り□□へは朱色を入れています。
立ち上った新墓石にサラシを巻いて完成です。
開眼式が待ち望まれます。