実家をお迎えして合祀をするお墓のご相談者

東京から車でお越しなのですが、京都は大渋滞でやっとの思いで到着されました。
2時間もご相談に応じる事無く宿泊の伊勢へ向かわれました。
ご主人は天台宗で、合わせて奥様側の真言宗のご先祖をお迎えして合祀のお墓を建てなければなりません。
家名が違っても家宗派が違っても、奥様を産んで育てて下さった実家を無視して捨てる事など人間業ではありません。婚家へ迎えて実家も合わせて祀る事こそ子孫の役目なのです。
その為にも婚家の墓などしてはなりません。
天台宗のお家に真言宗の実家を迎える為には『ア字』を刻んでご本尊様をお迎えする事で共通の祭祀が叶うのです。五輪塔を建てなくても立てた同じ意味が有る最高の仏塔になるのです。
共通の経典であります般若心経を書写して完成時にお納めして頂きます。
石材店も決まり、霊園との交渉も進み、
工事と開眼の吉日鑑定もしてあげて写経紙をお勧めし、後は無事なる完成を待つのみです。
開眼式には是非とも出席させて頂いて式次第の進行のお世話を勤めたく念じます。