ネックは指定石材店

早朝の新幹線に乗ってお墓の相談に出掛けました。
墓地を拝見して驚いたのです。
一軒の墓地の中に家名が違う三軒の墓石が立っていたのです。
しかも持ち主の墓石が一番下座です。
寺も石屋も何も言わなかったのでしょうか?。
施主のお家の墓石を中心に建てて、他の二軒を合祀すると言う考えで纏まるべきなのです。
そういう風に進めて下さいと言う事で契約まで話しが進んだのですが、その内容を現在の出入りの石材店に請け負わさせたくないのです。
石屋の怠慢を憂いている私だから、他の真摯な石材店にお願いをしたいのはやまやまなのですが。此処でネックは指定石材店の存在なのです。
訳の分からない石材店でも、指定業者と言う事で棚ボタ式に店が決まってしまうのです。
施主にとっては堪ったものでないのです。
お墓に造詣の深い勉強を重ねた石材店に間違う事無く正しく立てて頂く権利が有るのです。
やはり、不勉強であっても出入りの指定業者に依頼をせねばならないのでしょうか?、黙っていれば、また同じ轍を踏んで失敗作のお墓がすまし顔で立つ恐れが有るのです。
どうしようもない気持ちで二軒目へ移動しました。
此処の奥様も大変なお悩みです。
二人の息子が中退であったり心を病んだりとお母様として気苦労が絶えないようです。
新興宗教に熱心に成られたりも仕方がない事です。
しかし家の柱である家宗旨を放って置いてはなりません。
家宗旨が中心であり、個人の信仰は脇と、メインとサブで乗り越えて行って頂きたいのです。
お墓の意味からしますと正しく改善しては頂きたいのですが、
先ずは、頓服治療として写経供養から始めて下されば改善されます。