終活のお墓

親が亡くなると遺産は子供らで別けられる。
しかし、お墓は守り維持されて残って行く。
先祖代々の供養は人間にとって残された唯一の遺産だ。
ご先祖は遠い所の見ず知らずの人では無い。
貴方や私の身体の中にこそご先祖は居られる。
私達の身体その物がご先祖の集大成で成り立っている。
であるならば、自分を愛おしく感じたように、ご先祖への供養に勤めても罰は当たらない。

今日の相談者に会うために200分の道中。
亡きご主人のお墓つくりに息子が反対をしている様子。
ナゼ、父親への建墓を反対するのか?。
今の若い人達にはお墓の意義が判っていない。
死んだら終わりではない。
ENDからANDの世界へ。

供養し、報恩感謝をする相対関係。
生まれて来た事を、育てて頂いた事を、そして生かされている喜びを感得する。
感謝の念が無ければ他の動物と一緒。
葬る事の出来ない人は、動物以下に成り下がる。

首に縄を掛ける訳にはいかない。
母親の建墓の後ろ姿を見せる事しかできない。
キット息子も理解をしてくれる年月がやって来る。