宝慈院庵主の柴田安裕さま

数日前にお電話を頂きました。
本堂の玄関の工事を始めたので一度見に来て下さいと言う事で出掛けました。
昭和の初期まで有ったそうですが解体されたままでの長年の復興祈願であったそうです。
本堂の正面には重文の巨大な阿弥陀様がお座りなのですが、前に柱が有って邪魔をされずには拝めないのが残念です。
中へ入ると全員が驚かれるのですが、大きくて立派な阿弥陀如来です。
平等院に有る定朝の阿弥陀様と瓜二つです。
戦前までは蔵に納められていたと言いますから、もったいない事であったのです。
庵主様のお力で境内も随分と整備されて来ているようです。
玄関と庭園の造営の完成が楽しみです。
阿弥陀様のお茶を頂きながら歓談が出来ました。
近在の人からは「お千代さん」と呼ばれる千代の御所です。
美濃と昔から御縁も深く『千代紙』の発祥の地でも有ります。