仏事のイロハ『墓地と墓石の常識』神戸新聞講義

18階の会場は、展望テラスと言われているだけに、眺望が素晴らしい会場です。
今日は、墓地墓石をテーマにして90分の講義を行いました。
墓地の見方
家からの方位、墓地の向き、埋めた場所と削った場所、墓地番号の奇数と偶数、二区画を買う場合、赤土の意味、石棺の構造、お骨を土に還す大義、写経奉納、開眼式。
墓石の見方
宝篋印塔と多宝塔と累宝塔、代々墓と供養墓と位牌墓、仏石と上台石と下台石、仏石の四方の刻み方、建立者名(建之と吉日と朱入れ)、仏種子、尖った宝珠。
石材店の見方
何宗であるかと聞いてくれる、石を売るのではなくて祭祀を売る、見積書に産地と等級を明示してくれる、正しく施工してくれるかどうか(灯籠の火袋のチェック 向かって右に太陽で向かって左に月)、霊園案内の仕方。
もし、〇〇家之墓と言う看板の墓になっているのであれば、後部に塔婆立てを建てて卒塔婆を立てるか家宗旨に則した写経を奉納するか。
婚家と実家を迎えて合祀の場合は五輪塔などの仏塔にする。

次回は8月4日です。