日本石材産業協会講演会

石産協の東北地区本部の総会の講演会の講師に招かれて仙台へ行ってきました。
岩手県支部長を兼ねておられる、東北地区長の瀬川賢孝様のご尽力で迎えて頂く事が出来ました。
大勢の熱ある石材人の前で『これがお墓の本質だ!!〜今こそ墓石店の存在意義を見つめ直そう〜』をテーマに120分の講演です。
仏師が木材から仏様を産み出すように、我々石材人も同じく、石材から仏様を産み出す崇高な職域なのです。
であるにもかかわらず、今の墓石を見ますと、〇〇家の墓と言う看板の石組のオンパレードで、そこには仏様もご先祖様も祀られてはいません。ましてや世間の風潮が、火葬はするが後の葬式も法事も墓地墓石も仏壇も手抜きばかりの短絡型。
産んで育てて下さった親への感謝孝行がこのザマ。
山や海や川へ撒く、自然葬と言う美辞のもとに遂行される遺棄行為。
石材店の意識を奮い立たせなければ改善改革は無理。
石を売るだけの石屋さんでは無理。
ニューデザインの墓石でも構わないから、
〇〇家の墓でも構わないから、
そこに仏種子を一字刻み込む、
写経を一枚納める、
そう言った行為こそ、仏を迎えて供養すると言う建墓の本質なのです。
もはや私もロートルな年齢。
まだまだムチを打って頑張って行きたい。
私が言わなければ、もう言う人はいない。
石産協の各位は、熱心な方々ばかりで、今後の日本の石材業界も安泰を知りました。