長い歴史のあるお家は複雑

東京で一人の相談者とお会いしました。
前もって手紙の相談を交換していましたが、相当困窮しておられての面会です。
判断するのに戸籍謄本が一番の証明書になります、戸籍謄本を読む事です。
複雑怪奇な先祖の流れもこれで霧散です。
相談者のお家は、
先妻の子(長男)は分家Aです。
後妻の子(次男)は本家です。
後妻の子(相談者)は分家Bです。
父は、養子に入っていますから、その上の養父母や先祖を迎えて祭祀するのは当然と指導していましたが、戸籍を見ますとそうではなかったのです、全てが覆されました。
父は、養子に入りましたが、養子縁組を解消(離縁)して廃家の上独立しています。
つまり分家初代なのです。
相談者いわく、養子に入ったご先祖を全く供養していなかったので、不審に思っておられましたが、これで腑に落ちました。
相談者は、あまり本家の他家の問題にかかわることなく、自分たちの分家家族の安寧を願って邁進して行かれる方法をお話いたしました。