第29回全国仏教墓塔研修会IN善光寺

20日〜22日の三日間、善光寺で研修会が始まる。
全国から熱心な石材店が23名お集まりになる。
今回は、塔教大学と銘打って、墓塔の教えをもとに256問の設問を設けて学習して頂きます。
20日の開式後、速やかに、試験に臨んで頂きます。
18時までの3時間で回答をお願いしています。
18時からは宴食です。
勉強学習だけではなく、同じ釜の飯を食う仲間として名刺交換をし、交流を深める事も有意義なのです。
乾杯のご発声を年長者にお願いをするのですが、69歳(私と同じ歳)の西村社長にお願いしました。
食事後、お若い人たちは誘い合わせて権堂へ出掛けられましたが、門限の22時までには帰還されています。
早朝6時40分に玄関に集合して、お朝事に行きます。外は大雪で見事な雪景色です。
山門下の雪の無い所に陣取って、栢木副貫主からお数珠を受けます。
直ぐに本堂内陣に上がり、法華経寿量品の読経に浴しました。
内々陣に入り、我々のみの回向と祈願をしていただきました。
戒壇巡りも行き、もうこれで何回も行っていますから、極楽往生間違いなしでしょう。
朝食後は、大勧進の宝物館、忠霊殿の仏像群拝観、陸前高田市木材の地蔵尊に詣でました。
常智院宮澤住職の法話を頂いた後、塔教大学問題集の回答を進めました。
001から256まで、三日目の11時45分まで掛かりました。
一問一答式ですので、参加者には判りやすく説明が出来たと思います。
これらは、営業時には有効です。
施主からすると、こういった話が出来る営業マンを求めているのです。
雑学こそ肝心な知識なのです。
値段の割引も嬉しいですが、知り得る事が少ない仏教法事墓石の知識をお話しできる事こそ、他店との競争に打ち勝つ方法なのです。
三日目の朝も、栢木副貫主の御数珠を頂き、参加者の顔も晴れ晴れです。
山内を拝観し、大本願廟や大勧進廟や真田氏の宝篋印塔群や、仏足石を拝みました。
塔教大学問題集の回答で、優秀者の第一位は武生市からご参加の宝木石材の宝木社長です。第二位は福山市からご参加の石の彩聖の藤井社長です。第三位は石巻市からご参加の松下社長でした。その他の方も全員が優秀な成績で、さすがにレベルの高さを感じました。
当会へのご参加者の中で、29年連続参加の会社が有ります。
鯖江市の石本石材様です。
また、節目の参加者として下記の会社を特別表彰させていただきました。
15回参加社、『墓塔学士号』 ?みやもと石材店 宮本達哉様(安芸高田市)
15回参加社、『墓塔学士号』 ?番地銘石    番地常夫様(青森市)
20回参加社、『名誉学士号』 ?伊藤石材工業店 伊藤和智様(北杜市)
25回参加社、『金龍鳳凰賞』 ?吉祥      藤澤拓應様(東御市)
閉式の万歳三唱は、若手により行って頂く事が慣例です。
32歳の若手の番地規夫様に元気はつらつと勤めて頂き、今後の邁進が確約されました。
来年の30回記念大会は京都で行い、御所などを拝観したく考えております。