墓石面への戒名彫刻

墓石はご本尊様を向かえた仏石である。従ってその仏菩薩への御体に刻める文字は仏文字のみに限られる。仏文字とは戒名であってその他の死亡年月日等は仏文字にあらず、つまり刻めない。どうしても刻みたい場合に墓誌と言う役目の石を据える。戒名の彫刻順序も死亡順序ではなくて相続順序に刻む事を忘れてはならない。つまり、家で最初に亡くなった人が水子であるといって水子を一番に刻まない、その家を興したのが祖父ならば一番に刻むべき。