天・人・地

天と地の間に人間が居る。天理と地理がいかに大事なのかを判って欲しい。角と丸のこの世から幽体した魂が昇って行く先を示すのが塔にある空輪だ。四角の大地と丸の水と、四角を斜め半分に割ったた三角と丸を半分に割った半球との四体、そして空を指す宝珠の五体ならびに中心にあって見えない『識』を含めた六体こそが五輪塔や層塔の教えである。神理も同じ。肉体は土へ還り、魂は昇天する、この摂理を守ってこそ建墓の意味がある。塔を立てて遺骨を土へ還す、地球と言う大きな星に成る事こそ肝心と言える。