お墓の建立者名には赤を入れる

赤が不思議だと言う質問者がいた。
誰が立てたかを意味する建立者名はまだ生きている俗人であるから、
墓石へ戒名の如く同化して飛び込む事を嫌って赤を入れて避けている。
墓石は上から『天格・人格・地格』と呼称されているから、
上から二番目の石のしかも下座へ遜った側面に刻む。
大方の墓石は天格と呼ぶ仏石(棹石)へ刻む間違いを犯している。
単独でなければならない施主名も恥らう事無く連名としている、
役割を全う出来ていないお墓では良くなるわけがない。
喪主は一人、施主も一人、大黒柱として祭祀をしていく。